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人と違う視点はズレじゃない|ADHDの私が選んだ仕事との向き合い方とは?

  • 周りと考え方がずれているの気づいている?
  • また見当違いなこと言ってる
  • ちゃんと考えて話をしてる?

そんな言葉を、これまでの人生で何度も言われてきました。

周囲と感覚がズレていると感じるたびに、「自分は何かおかしいのかもしれない」と自信を失っていったのを覚えています。

けれどそれを否定したくて、自分は普通だと言い聞かせて生きてきました。

 

でも、ADHDと診断され、自分の特性について学んでいくうちに、私は一つの大きなことに気づきました。

それは、周囲との違いは決して劣っているわけではないということ。

むしろ、人と違う視点を持てるからこそ気づけることや、できる仕事があるということです。

 

社会のなかで生きていくうえで、「周りに合わせること」はある程度必要かもしれません。

けれど、自分を無理に押し殺してまで合わせようとすると、どこかで心が壊れてしまう。

私はそんな働き方に限界を感じ、自分に合った方法を探すようになりました。

 

今回は、「人と違う視点」を否定せずに向き合い、それを仕事にどう活かすようになったのか。

ADHDの私が試行錯誤のなかで見つけてきた働き方のヒントをお伝えしたいと思います。

 

周りと違う感覚を持ってる|その違和感が、自分の強みの出発点だった

学生時代や社会人になりたての頃、私は常に“浮いている”存在でした。

話す内容がズレている、考え方が突飛すぎる、行動が極端。

そんな指摘を受けるたび、「自分には何かが足りない」と思い込んでいました。

 

でも、ADHDという診断を受けたとき、「足りない」のではなく「違う」だけだとわかりました。

例えば、周囲が気にしないような細部にばかり意識が向いてしまう。

逆に、全体の流れを見失いやすい。

突発的なアイデアが浮かぶ一方で、それを体系立てて話すのが苦手。

それらはすべて「欠点」だと思っていましたが、裏を返せば、人と違う視点を持てるということでもありました。

 

あるとき、チームで新しい企画を考える場面で、ふと口にした私のアイデアが採用されたことがありました。

「それ、いいんじゃない?」と言われた瞬間、自分の視点が“ズレ”ではなく価値になったと感じました。

今でも、「周りと違う自分」に戸惑うことはあります。

けれどその違和感を否定せず、「それが自分の強みかもしれない」と捉えるようになってから、少しずつ自分を好きになれるようになったのです。

 

ADHDの私は、ルール通りよりひらめきで動く方が結果が出やすかった

私にとって「決められたとおりに動く」ことは、ものすごくストレスでした。

マニュアルを覚えるのが苦手で、ルーティン業務にはすぐ飽きてしまう。

そのくせ、突発的な出来事には妙に強い。そんな矛盾だらけの自分に長らく悩んでいました。

 

でも、これはADHDの特性のひとつだと知り、「じゃあ自分はどんな環境なら力を発揮できるのか?」と考えるようになりました。

答えは、「変化が多く、自由度が高い仕事」。マニュアルに従うことよりも、その場の判断やひらめきで動くということが一番結果が出しやすいと感じています。

 

そんなときに出会ったのが「営業職」でした。

最初は不安もありました。人と話すことは得意でも、成果を求められるプレッシャーに耐えられるのか?

ルート営業のような定型業務はまたつらくなるのではないか?

けれど実際に飛び込んでみると、私にとって営業は型にはまらない自由な仕事でした。

 

相手に合わせて臨機応変に話を進める。突然の質問にも柔軟に対応する。

そして何より、瞬時にアイデアを出したり、思いつきを形にしたりする場面が多いのです。

それはまさに、ADHDの「ひらめき力」や「衝動的な行動力」が活かされる場面でした。

もちろん、計画的に動けないことや、報連相の抜けで失敗することもありました。

でもそれを防ぐために、忘れないための仕組みやサポート体制を自分で作るようになり、仕事に対する自己管理意識も自然と高まりました。

 

他の人と同じ働き方が合わないなら、無理に合わせなくていい。

自分の特性に合わせた働き方を選ぶことは、“逃げ”ではなく戦略だと思うようになりました。

 

ADHDだと卑屈にならず自分ができることを徹底追及していこう

ADHDだと診断されている人は年々増加傾向にあり、そうした悩みを抱えているけど診断までに至らないという人も少なくありません。

そうした方々がネットや書籍の情報を得て卑屈になるのもわかります。

どうしても情報としては悪い面ばかり目立つからです。

 

しかしながら、ADHDだからといって社会に不適合者と拒絶されているわけではありません。

社会は普通を求めているのであって、突出した才能というものをたたく傾向にあります。

 

でも、ADHDの特性には、

  • ひらめきの速さ
  • アイデア力
  • 熱中する力

など、仕事や創造的な場面で大きく活かせるものがたくさんあります。

大切なのは、自分が“できないこと”ではなく、できることに目を向け、

それをどう活かすかを徹底的に追求すること。

ADHDであることを、決してマイナスではなく、活かすべき特性として捉えていきましょう。

 

某ビール会社のCMで「丸くなるな、星になれ」という言葉があります。

私はこの言葉が結構好きでよくことあるごとに思い返すようにしています。

 

突出していたっていいじゃないですか。

それは一つの才能です。

こうした才能を伸ばすことができるか否か。

それであなたの価値が全然変わります。

人が伸ばせない才能を自分は伸ばすことができるかもしれない。

 

私は先日ある人に「人たらしになれ」とご指示をいただきました。

ADHDなのに人が好きという特性を持つ私としては、今の仕事が転職かもしれません。

ぜひ自分の特性を知って、自分の長所を伸ばすようにしていきましょうね。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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