仕事・人間関係での失敗談

仕事を先延ばしにして怒られた経験はありますか?

あなたは仕事を後回しにして怒られた経験はありませんか?

私はそうした経験が多数あります。

仕事が嫌いなわけではありません。やるべきことはわかっているけど、その日のうちにやりたくないということでもありません。

でも気が付いたらあっという間に時間が経っていて、

体力的にも限界に近付いているということがあります。

そのため、今日の仕事を明日に回して、結局翌日その作業を忘れてしまって後回しにしてしまうという経験が多々ありました。

 

そのため、仕事ができていない、後回しにしていると怒られた経験が多々あり、そのたびに自分のやる気がないからなのかと悩んだ経験があります。

あなたもこうした経験はありませんか?

今日はそうした原因とその対処方法について考えてみたいと思います。

 

ADHDの人が仕事を後回しにしてしまう原因とは?

ADHDの人は実行機能と呼ばれる脳の働きに困難を抱えることがあります。これは

  • 計画
  • 優先順位の判断
  • 時間管理
  • 自己制御
  • 開始と完了

などを司る認知的な機能です。

こうした計画や優先順位の実行機能がうまく働かずに

どこから手を付けていいかわからない、締め切りが近づかないと始められない、全体像が把握できないという問題が出現してしまうのです。

 

また、ADHDの脳機能の問題で報酬系の働きが人とは異なり、将来的な報酬よりも即時的な刺激に強く引っ張られるという問題を抱えています。

そのため、仕事を早く終わらせて何かをしようというモチベーションがわかなかったり、すぐに満足できない作業は後回しにしがちになるという問題を抱えているのです。

 

例えば作業内容として時間がかかり難しいと感じることは後回しになってしまい、すぐ楽しいと感じるようなSNS徘徊ややりやすい作業を優先的に対応してしまうのです。

こうした経験はあなたにもありませんか?

こうしたことが問題となり、あっという間に時間が経ってしまい、その日一日の疲労感がたまってしまうという問題を抱えているのです。

 

私はこうしたことでよく怒られました。

もちろん、仕事をやりたくないというわけではありません。

これは脳の働きかたの違いによるものなのだそうです。

そのためあっという間に時間が経ってしまうことで疲労感がたまってしまっているのです。

そのため、こうした特色を理解したうえで、対処法を考えていかなければいけません。

仕事を後回しにしないために必要なこと

さて、仕事のやる気がないと言われてきたあなたは、意志が弱いと思われていますがそれは前述したように脳機能の働きによるものなので違います。

そのため、意志力で頑張るよりも脳機能の特性に合った仕組みづくりが重要になるのです。

例えば全体が大きすぎるタスクを前にすると、脳がタスクを処理できないと感じ、手を付けにくくなります。

 

また、何かを始めるまでに強い心理的抵抗を感じるのもADHDの特性です。

たとえ5分で終わる作業であっても、「始めるまでのエネルギー」が大きすぎて手がつけられないことがあります。

そのため、あなたが作業をするタスクを細かく分けるようにしてみましょう。

 

方法としては

  • タスクを小さな作業に分ける
  • ToDoリストは1ページに収まる寮に絞る
  • 今やるべきことを一つだけ見える位置に置く

こうしたことをおすすめします。

私としては、自分のタスクをまずは小さな作業に分けることから始め、その中で「今やるべきこと」を一つだけ見える位置に置くことがおすすめです。

私はテーブルの上にメモ紙を大量においています。

そのメモ紙に今やるべきことを一つ書いて、それを完了したら、それを捨てるという方法を取っています。

ほかにも、自分のタスクはポストイットで作成してパソコンの画面に張り付けるようにしています。

そうすることで自分のやるべき作業が目の前に並んでいるため、それらを一つ一つ破棄していくことで、自分がやるべきことを明確にすることができるのです。

 

そうすることで今何をしなければいけないのかを明確にすることができますのでお勧めですよ。

疲れている時のおすすめの仕事対処法とは?

こうした脳機能の問題をきちんととらえて対処することを徹底していけば、一つ一つ自分の作業をこなしていくことができるようになります。

しかしながら、疲労感が蓄積してしまい、仕事に手がつかないということも少なくありません。

 

例えば夜に接待やミーティングで食事に行って、やるべきタスクが終わっていないということは少なくありません。

私もこうしたことでタスクを忘れてしまうということも多々あります。

ADHDの人が疲れているときは、集中力・実行機能・感情のコントロールがさらに弱まり、タスクに向き合うのがとても難しくなります。

そんな状態でもうまく乗り切るためには、「根性」や「意志力」に頼るのではなく、エネルギーを節約しながら動ける工夫が必要です。

 

その時にはまず

  • やらなければいけないことだけ対処する
  • 「今日やるべきことはこれだけ」と少数個に絞ることが鉄則。
  • 明日に回すことは別に悪いことではない。

こうしたことを意識して対処していきましょう。

 

まとめ

今日はADHDを抱える私がなぜ仕事を後回しにしてしまうのかについて解説してきました。

結論としては、仕事の後回しはやる気の問題ではなく、仕組みを解決していきながら対処していかなければいけません。

もちろんやる気を高めることも重要なことです。

 

特にADHDの人が疲れている時は、集中力や実行機能が低下し、タスクに取り組むのが一層難しくなります。

そのため「根性で頑張る」よりも、エネルギーを温存しながら動ける仕組み作りが重要です。

まずはタスクを最小限に絞り、「5分だけやる」などハードルを下げて着手しやすくしましょう。

また、立ったままや寝ながらできる作業に切り替えたり、単純作業を優先したりするのも有効です。

音楽やご褒美を使って気分を上げたり、他人に「報告するね」と伝えて行動を後押しするのも効果的です。

無理に全てをやろうとせず、「今日は休む」ことをタスクにしても構いません。疲れている時ほど、自分に優しく、脳の特性に合った工夫を心がけましょう。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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