私は自分が嘘をついたり衝動的に話をしてしまうということについて
こうした特色を持つということは自分で理解はしていました。
しかしながらそれがADHDだということはなかなか認めずらいものがありました。
周りから一度精神科を受診してみてはどうかと勧められても、なかなか自分で行こうとはなりたくなかったのです。
なぜなら自分は障害を持っていると認めたくなかったからです。
ですが、周りに様々な迷惑をかけてしまっているということは自分でも理解していたため、
一度そうした問題を解決しておくべきかと思い受診していました。
そんな自分の感情について今日は解説してみたいと思います。
ADHDと認めたくない自分の感情について
自分自身が障害を持っている、ということを自分自身で認めるということはとても難しいものがあります。
医療業界には障害受容という言葉もあり、自分の障害の状況や特性を理解し、ありのままの自分を受け入れるプロセスとして知られています。
自分自身の特性がADHDかもしれないということについては周りから一度受診してみるよう勧められていても、自分は障害を持っていると思いたくないということを認められるまでにはかなりの時間を要しました。
しかしながら、周りの人たちに迷惑をかけていることは理解していたため、受診して少しでも変わるのであれば、と思い一度受診してみようという感情になりましたが、受診まではかなりの時間を要したのです。
自分自身が障害を持っているかもしれない
そういう感情を受け入れること。これはかなり受容しがたい問題でした。
交通事故などで実際に身体に怪我を負っていれば、自分自身が障害を持っているということは理解できますが、今まで何不自由なく生活してきて、実際に自分が今も元気に生活しているにもかかわらず、「自分は障害を持っている」ということを受け入れるには時間がかかったのです。
障害受容のプロセスとしては自分自身が自分自身の障害を否定し、それから逃避していたのですね。
ADHDだからといって特に変わることはない
実際に受診してみて感じたこととしては、この特徴は障害を持っているということではなく、自分自身の一つの特色としてとらえることができたということです。
確かに障害という言葉でひとくくりにしてしまえばそれまでなのですが、実際のところは自分の特色としてとらえた方がポジティブなのだと感じました。
- 周りの人とは違うかもしれない
- 人づきあいが人とは難しいかもしれない
- なぜか自分から周りの人が避けていく
人とは違うことをしていると、周りの人が避けている理由は自分自身だけでは気づくことはできません。
受診して自分の特色を知り、自分自身がどのようにふるまうべきか、どう生きていくべきかはぜひ一度、医師に相談し、対処法を学んでみるということも重要かもしれませんね。
ADHDだと分かったからこそ自分の特色を理解するところから始めた
さて、病院を受診したことでADHDだと理解することができました。
その結果、一通り落ち込みもしましたしネガティブにもなりました。
ですがいつまでもふさぎ込んでいても仕方ないので、
自分が普通じゃないと理解することができたことは一つの成果だとポジティブに捉えてみようと努力した結果、
次に自分がやり始めたのは自分の特色を理解する事でした。
何が問題になるのか
どうしていかなければいけないのか
一つ一つの対処法を考え、考察することをしていかなければいつもの繰り返しになってしまいます。
ADHDの私にとって、継続とは「気合い」や「根性」で成し遂げるものではありません。
外に頼れるものを増やし、自分の脳のクセを理解し、それを補う仕組みを作ることが一番の近道だと気づいたのです。
人よりも失敗が多いのは事実です。
でも、失敗を仕組みで回避し、うまくいったら仕組みを強化する。
これが今の私が仕事を続けられている最大の理由です。
だからこそ一つ一つの課題をクリアしていく方法を模索していく必要があるのです。
いつまでもふさぎ込んでいても仕方がありません。
周りが何かを変えてくれるわけではありません。自分自身が変わらなければ周りは変わらないのです。
こうしたことを一つ一つ解決していくことが自分にとって最良の選択だと私は感じました。
ADHDと診断されてもポジティブに生きていこう
ADHDと診断されることは並大抵のことではありません。
普通のことではないからこそ、前を向いて歩いていくしかないのです。
人はだれしも平等ではありません。むしろ平等じゃないからこそ一つ一つのことに目を向けていけるのです。
自分をよりよくするためには何をしなければいけないのか。
しっかり考えるきっかけを与えていただいたとポジティブに捉えるしかないのです。
生命の進化の過程に生まれるのは、私のように普通じゃない生命体なのかもしれません。
でもこうした生命体が生存競争に勝ち残っていくことこそが生命の進化のきっかけになるのです。
実は社会において成功者と言われている人ほど精神的な問題を抱えていたり
普通じゃなかったりするということは少なくありません。
自分を卑下して卑屈にならず、自分を愛してポジティブに生きていけるようにしませんか?
私はこう書きながら自分自身をポジティブに捉え始めています。
一緒に頑張りましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。