仕事・人間関係での失敗談

ADHDの私が仕事から逃げたいと感じた原因とその対処法

あなたは仕事から逃げたいと感じたことはありますか?

  • 今の職場があってないのかもしれない
  • 仕事でミスばかりしてしまっている
  • 人間関係をうまく構築することができない
  • 周囲から普通じゃないと思われてしんどい

こうした経験をしたことがあるという人もいるのではないでしょうか?

私自身も、こうしたことで悩みました。むしろ今でも悩んでいます。

いまでこそ仕事を辞めたいと思うことは少なくなりましたが、独身時代は自分には合ってないのかもしれない

そうして職場を変更することも視野に入れていた時期もありました。

 

しかしそれは自分の特性をあまりよくわかっていないということ、

そして周囲がADHDである自分の特性を知らないということが原因だったのです。

いまでこそ自分の特性を周囲の方が理解してくださっていることで何とかやっていけていますので

どうすれば今の仕事を進めていくことができるのかを今日はお伝えしたいと思います。

 

ADHDの私が仕事から逃げたいと感じたと理由とは?

  • 仕事に行きたくない
  • すべて放り出して逃げたい

独身時代の私はよくこうした感情を心の中で繰り返し悩んでいました。

働くことは嫌いではありません。むしろ働くことは好きな法だと思います。

しかし社会は学生時代とは異なり、少しのミスが命取りになることがあります。

そのためミスを連発してしまう自分としては、様々なことで周囲に迷惑をかけてしまうことが多く

結果的に周囲から怒られるということが増えました。

 

そのため、仕事上でのミスや忘れ物で周囲に迷惑をかけ、周りから避けられるということが大いにありました。

むしろ今でもこうしたことは減っていないといっても過言ではありません。

こうした失敗が積み重なると、「自分は社会人失格なんじゃないか」と感じるようになります。

そして、ミスを恐れるあまり新しい仕事に手を出せなくなり、さらに評価が下がる……という悪循環に陥ってしまうのです。

 

また、ADHDの特徴のひとつに「注意が続かない」「集中が途切れやすい」というものもあります。

仕事は多くの場合、一定時間以上同じ作業を継続する必要があります。

私の場合、普段は動き回る仕事が多いのですが、デスクワークをすることも少なくありません。

たとえば資料作成やデータ入力など。これがADHDの脳には、とても負担になるのです。

疲れが蓄積すればするほど別のことをしてしまうような感覚、集中しようとするとボーっとしてしまうような状態になる。

そうしたことがあってもなんとかやり切ろうと頑張るけど、結果的にタスクが終わっていない。

 

こうしたことは多々ありました。

そのため仕事上での評価も下がり、自己肯定感も下がるという悪循環に陥り、

結果的に仕事に行きたくないと感じてしまうのです。

 

ADHDの私がすべきだった仕事上の工夫とは?

ADHDの人が仕事から逃げたいと感じるのは、怠けているからでも、能力がないからでもありません。

多くの場合、自分なりに一生懸命努力しているのに、どうにもならない壁にぶつかっているのです。

誰にでも向き不向きがあるように、ADHDの人にはADHDの人に合った働き方があります。

 

例えば、ADHDの多動性については、多くの場合ガヤガヤとした集団での職場というものはあまり症には合わないと言われています。

なぜなら自分が集中しなければいけないとわかっていても、周囲の雑音や声掛けに注意を取られてしまい集中ができないからです。

 

そうした場合においてあなたがすべきことは、「自分の特性を知って今何をしなければいけないのか」を明確にすることです。

オフィスワークであれば

  • 人とコミュニケーションを取らなければいけないタイミングか
  • 集中してタスクに取り組むタイミングか
  • それとも席を外して別のことをするタイミングか

こうしたことを考える必要があります。

 

自分の特性を知って、どのように仕事を効率化していくべきなのかを考える

まずはここから始める必要があります。

 

ADHDの私が試した工夫について

では実際に私がやってみた仕事上の工夫についてご紹介してみましょう。

  • タスクは小さく細かくする
  • 今すべきことをかき出す
  • ポストイットでタスクを明確化する
  • 朝の時間の有効活用

 

まずは自分がしなければいけないことを明確にしましょう。

オフィスワークが苦手だとは言え、オフィスワークをしなくてもいい社会人はいないはず。

そこでもできる仕事はそこでやらなければいけませんから、自分がどうすれば集中できるかを考えました。

まず、私の集中力は周囲の雑音がある場合、もって15分程度です。

そのためタスクを小さく細かく分類することで、すぐタスクが終わるようなものを複数作成しました。

 

そうすることで、自分の作業中に周りから話しかけられても、タスクをすぐ終わらせることができるため

その時間が終わってから話を始めればいいからです。

逆に時間がかかる資料作成や、こうしたブログの作成は時間がかかりますので、そうした時間がかかる作業は一人の時間、

朝の静かな時間に対応するように心がけています。

 

ADHDの私は集中する事さえできれば、時間を忘れて没頭することができますので

そうした環境を整えるということが大事だと感じています。

 

もし今、あなたが「仕事に行きたくない」「このまま消えてしまいたい」と思っているなら、それはあなたが弱いからではありません。

むしろ、限界まで耐えてきた証拠です。逃げたっていいと思います。

周りが理解してくれなくて苦しい思いをしているという人もいるでしょう。

立ち止まって、自分にとっての働き方を見つけていくことも、大切なのだと思います。

 

でも、もしかすると自分の特性を知って、ある程度解決策を見出すことができれば

私のように仕事を続けることは不可能じゃないかもしれません。

 

ADHDという特性とどう向き合い、どう働くか。

自分の特性を周囲にどのように理解してもらうか。

今の時代はADHDという特性が昔よりは浸透してきました。

しかしながらこうした特性は周囲が知っていても理解に追い付いていないこともしばしば見受けられます。

 

だからこそ周囲が変わるのを待つのではなく、自分が変わるしかないのです。

こうしたことを考えることで、あなたの働き方は変わるかもしれません。

一緒に頑張りましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

-仕事・人間関係での失敗談