診断・受診に関する体験

ADHDとは何か?症状について考えてみる

注意欠陥多動性障害(以下ADHD)と診断された私にとって、今まで自分が普通だと思っていたことが

他の人にとっては異常だと理解できた時から、ADHDについて調べるようになりました。

すると自分の状態と一致するのが衝撃的だったのを今でも忘れることはできません。

 

ADHDの主な症状としては注意障害、多動、衝動性が特徴として挙げられます。

そうした症状はどんな状態なのか

どのようなときに出現するのか

今一度まとめてみましたので、ADHDと診断された方はぜひ参考にしてみてください。

 

ADHDとはどんな病気なのか?

ADHDは主に注意力の問題や多動性、衝動性を特徴とする発達障害の一種です。

こうした症状は子供のころに発症することが多いと言われておりますが

大人になっても症状が続くことがあります。

ADHDの増加の原因としては、こうした発達障害の問題に対する認知度が近年向上してきたことが挙げられます。

以前は見過ごされてきたケースが診断されるようになったことが、増加の原因に上げられるのではないでしょうか?

 

特に私は幼少期の家庭環境において、比較的自己肯定感が低い生活を送ってきました。

家庭環境を言い訳にしたくはあまりないのですが、そうした環境が影響していることも少なからずあるのではないかと思っています。

 

比較的自分の自己肯定感が低いことで、人とは違う行動を衝動的に取ってしまうということがあったように思います。

ADHDの症状にはどのようなものがあるのか?

ADHDの症状は注意力低下、多動性、衝動性の3つのカテゴリに分けられると言われています。

具体的な症状についてまとめてみました。

〇注意力低下

  • 集中が続かない
  • 忘れ物が多い
  • 課題を最後までやり遂げられない
  • 注意が散りやすい
  • 話を最後まで聞かず、すぐに気がそれる

〇多動性

  • じっとしていられない
  • 手足をそわそわ動かす
  • 静かにしているべき場面でも動き回る
  • 落ち着いて遊ぶことが難しい

〇衝動性

  • 思いついたことをすぐに口にする
  • 順番を待つのが苦手
  • 他人の話に割り込む・邪魔をする

こうした症状については、実は家庭内のストレスや刺激の少ない環境、運動不足によってこうした症状が出やすいと言われています。

特に学校の授業や職場での仕事など、集団生活や規律が求められる場面ではこうした症状は目立ちやすくなります。

 

ADHDの症状が出やすい環境とは?

こうしたADHDの症状を調べていくうちに、自分に当てはまることが多々あり、

自分はADHDなんだなとつくづく感じるようになりました。

こうしたADHDの症状が出やすい環境については、主観ではありますが、比較的精神的に追い詰められた状態において良く出現するように思います。

 

例えば仕事上において、ミスをしてそれを問い詰められたときを思い出してみてください。

そうしたときに理由を求められたときに、意味不明な言葉を発言してしまうということが私の中では多々ありました。

そうした症状は衝動性という症状の一つに当てはまります。

 

他にも車の運転において、予定時間が差し迫っている時の運転の粗さはこうした症状に当てはまるといっても過言ではありません。

こうした日常生活を思い返すだけでも、かなりの症状が出現しているのがわかります。

 

ADHDに対する家族や周りの接し方

もしこうした症状を呈する人が周りにいた場合、どのように接する必要があるのでしょうか?

そうしたときには周りの人は逆にストレスを抱えることがあり、手を上げたり怒鳴ったりしてしまうことがあるかもしれません。

そうしたADHDの人は脳の機能の偏りによって自分の行動を制御できていないだけなのです。

そのため自分自身に対する自己嫌悪や鬱に繋がることは珍しくはありません。

もしこうした人と出会った場合は、ぜひポジティブな言葉をかけてあげてほしいと思います。

 

今までこうした症状に苛まれてきて、周りから心無い言葉を浴びせられることは少なくなかったはずです。そのためこうした精神的な症状が出現するに至っている可能性があります。

ADHDの方にとって難しいことには、ともに対策を考えることやポジティブな言葉をかけることを心がけることで環境は大きく改善される可能性がありますので、ぜひこうしたことを覚えておいてほしいなと思います。

 

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