診断・受診に関する体験

ADHDと診断されてから変わったことと変わらなかったこと

私は精神科に通院するまで私はかなりの足踏みをしました。

自分自身がADHDと認めたくないと思っていたことが一つ、

そして自分が障害を持っているということを認めたくないということが一つありました。

しかしながら、精神科に受診して結果的によかったと思います。

自分自身の考え方が少しでも変わるきっかけになったということが大きな成果かもしれません。

今日は精神科に受診してADHDと診断されてから変わったことと変わらなかったことについてお話したいと思います。

 

ADHDと診断されてから変わったこととは?

ADHDと診断されてから大きく変わったことは二つあります。

それは第一に自分自身の特色に気づくことができたということです。

私は交通事故を何度か起こしています。

その原因は時間に追われて急いでいたり、睡眠不足であったりということが原因なのですが

ADHDは他動性や衝動性の特性から、急いで行動をするとミスを繰り返すという特性があります。

そのため、こうした運転技能においては特に時間に余裕を持って移動しなければいけないと気付くことができました。

 

私は学生時代から時間ギリギリに動くということが習慣化していたため、

こうした問題を自分の性格だという認識ではありましたが、それが問題だという認識はありませんでした。

今回、精神科に受診して自分の特性を理解することで、日々の行動が少し変わるようになったことが第一です。

 

そして二つ目に、自分の特性を知ることができたからこそ、ちょっとした諦めがついたのです。

自分が発達障害であるということを受容できたことで、普通のことが当たり前にできないということに対して諦めがつくようになりました。

しかし、だからと言ってそのまま放置するのではなく、じゃあどうすればいいのか?ということを特性を交えて考えるきっかけになりました。

今までは気を付ける、頑張るという精神論でしたが、それでは解決しないということが理解できたのが二つ目かもしれません。

 

ADHDと診断されたけど変わらなかったこととは?

ADHDと診断されたことで変わったことは前述したとおりですが、変わらなかったこともありました。それは人間関係という点においてです。

ADHDと診断されたことは数名の友人には伝えました。しかし周りの目が障害者を見るような目になると思い込んでいた私は、こうしたことを打ち明けるのが怖かったです。

しかしながら実際打ち明けてみても、そうしたこともなく、普通に接してくれる友人がいました。これはとても心から嬉しかったです。逆にだからと言って障害者扱いするのではなく、そうした特性を持っているという理解の元、一緒に仕事をしてくれる友人がいたということに心から感謝しています。

 

実際に精神科に通うことを拒否していましたが、今となっては自分自身の特性を知ることができたので、よかったのではないかと感じています。

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