ADHDは過集中になれば一つのことに没頭しやすいという記事を過去に書きました。
私自身も一つのことを続けることが今まで全然できませんでしたが、
やるべきことを毎日毎日繰り返すと、その作業をしなければ気持ちが悪いという状況になるまでになりました。
そうなると、ある程度作業を始めたら集中して作業に取り組むことができるようになりました。
最近では毎日やっていないと落ち着かない、もしくは気持ちが悪いという状況になるまでになれるようになったのかなと。
実はこうした感覚に至れるようになるまでに、およそ4年という月日がかかっています。
ADHDは注意が散漫になるという反面、一つのことを始めることができれば、他人よりも高い集中力でパフォーマンスを発揮できるのかもしれません。
そんな私の体験談を今日は解説してみます。
ADHDの自分が毎日ブログを投稿できるようになったきっかけ
ADHDの特徴として、タスクを覚えていられなかったり、集中力が散漫になったりというデメリットがよく上げられます。
私自身も最初はそうでした。
毎日ブログを書くなんてしんどいし、
何を書けばいいかわからないしと自分に言い訳をして、そのタスクから逃げていたこともあります。
そしてやらなければいけないタスクを管理せずに忘れてしまっていたということが多々ありました。
しかしながら、毎日毎日継続して対応していくと、その作業をしなければ気持ちが悪いという感情に至るまでになりました。
最近では毎朝起きてブログを書くのが日課になってきています。
ですがそこに至るまでおおよそ4年かかりました。
自分ながら時間がかかりすぎだろうと思いますが、
結局のところ毎日毎日繰り返し繰り返し自分にしみこませていくことが一番重要なことだと思います。
最近では自分のブログをリライトしたりしながら、
過去の自分の稚拙な記事(今もそうだと思いますが)に苦笑しながらブログを書いています。
ADHDだからこの人は続けることができないというレッテルを張られることもあると思います。
しかし私は自分自身にはそうは思いません。
ただ人より要領が悪く、そこに至るまでに時間がかかっているだけなのではないかと感じます。
ADHDだからといって「継続することができない」ということはないのだなとつくづく感じます。
なぜなら自分が毎日投稿のブログをすでに4年以上も継続することができているのですから。
ADHDでも継続することができるようにするためには環境を整えよう
「ADHDは続けることができるのか?」という問いは、多くの当事者が抱く率直な悩みではないでしょうか?
結論から言えば、こうした私の体験談を読んでいただいてもわかるように、ADHDの人も続けることは可能なのです。
ただし、健常人とは同じやり方ではうまくいかないことが多いため、やり方を自分用にアレンジする必要があります。
例えばまず一つは環境を整えること。
何かを始める、継続するということについて、環境はとても大切な要素になります。
例えば職場で何かを続けるというよりは、自分のプライベート空間で続ける方がやりやすいという人もいれば、
スタバで作業をする方が効率的、という人もいるでしょう。
SNSでよくスタバに入り浸るのはどうなのか?
という議論が良く上がりますが、「スタバでコーヒーを飲みながら自分のやるべきことをやる」ということは
一つの報酬を得ながら作業を行うという観点から考えるのであれば一つ大切なことだと私は考えます。
私の場合は、こうしたブログを書くのは「毎朝起きてすぐ」と決めています。
食事や家族との会話は、こうしたブログ作成の後にすると自分で制約をかけています。
こうした制約が、自分の一つの報酬という形にすることで、
毎日続いているのかなと感じています。
ADHDの人が「物事を続ける」「やる気を維持する」ために非常に効果的なのが、
こうした報酬をうまく活用する方法です。
これは単なる甘やかしではなく、脳の神経伝達物質であるドーパミンの働きをサポートする行動科学的なアプローチとして知られているのです。
ADHDの人は、脳の報酬系に関わるドーパミンという物質の分泌や働きが弱い傾向があります。
ドーパミンは「やる気」「達成感」「快感」に関係する物質で、一般的には目標を達成したときに分泌されます。
しかしADHDの人は、目標達成による達成感を感じにくく、途中で飽きたり、やる気を失いやすいという特徴があります。
なので、こうしたスタバでやるべき作業をやるという方法は理にかなっていたりするのです。
ADHDが長年にわたって継続できるためにやるべきこと
ADHDは基本的に続けるのが苦手と言われます。
しかしそれは一面だけしかありません。
継続していくことは誰でもできるようになるのです。
ただその継続させるためには人とは異なる方法を取らなければ、
なかなか続かないのです。
前述したように環境を整えることだけでなく、例えば一緒にやる仲間を見つけたり、
飽きたら変化をつけることで、ルールや方法に柔軟性を持たせることで、継続性が高まるということもあります。
ADHDの人は根気がないのではなく、合わない方法で無理していることが多いです。
つまり、私のように自分に合った続け方を見つければ、しっかり続けられる力を持っています。
だから、ADHDでも続けられるのか?の答えは、ただしやり方を工夫すれば可能といえるでしょう。
続ける力を育てるには、自分の特性を知り、それを尊重した戦略をとることが何より大切です。
そしてそれを実践してみましょう。毎日繰り返すことができれば、それはあなたの血肉になります。
その血肉は誰にも奪えない貴重な能力なのです。
これを読んでくださっているあなたがもし同じ悩みを抱えているのであれば、
ぜひあなたも環境を整え、何か一つなんでもいいことから始めてみてはいかがでしょうか?
例えば図書館で勉強をするということや、スタバで勉強するという方法も一つの方法だと私は思いますよ。
なんでもいいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
毎日継続!毎日更新!ぜひ試してみましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。