- 仕事に身が入らない
- なんかやる気が起こらない
- 何から手を付ければいいかわからない
こうした気持ちになることってあると思います。
社会人になると、毎日のように仕事に追われ、せっかくの休みの日も結局仕事のことが気になってパソコンを開いてしまう
そんな方は少なくないのではないでしょうか。
多忙な日々の中で、自分自身のモチベーションを保ち続けることに苦戦している社会人は本当に多いと思います。
実際に、これを読んでいるあなたも同じような悩みを抱えているかもしれません。
かくいう私自身も、モチベーションの上下でその日の仕事のパフォーマンスが大きく左右されることをこれまで何度も経験してきました。
しかし、現実として仕事は待ってくれません。
次々とタスクは降りかかり、気がつけば一日が終わっていることもしばしばです。
そんな中で、自分を奮い立たせ、毎日の仕事にしっかりと向き合っていくためには、【これだけは必ずやる】という小さなルールを自分に課すことがとても大切だと感じています。
これがあることで、どんなにやる気が出ない日でも、エンジンをかけるスイッチになってくれます。
今回は、なぜこの「毎日必ずやること」を決めることが、忙しい社会人にとって大きな助けになるのか、その理由をお伝えしたいと思います。
ADHDの人がなかなかやる気が出ない理由とは?
ADHDの人は、「やる気が出ない」「始めたいのに動けない」という悩みを抱えることが多いと言われています。
これは単なる怠けや気分の問題ではなく、脳の特性によって生じるものです。
ADHDの人は、計画を立てて物事を順序立てて進める「実行機能」と呼ばれる脳の働きが弱いことが多く、
目の前の課題を整理し、適切な順序で取りかかるのが苦手です。
また、脳内の報酬系と呼ばれる「やる気スイッチ」に関わるドーパミンという神経伝達物質の働きが弱いため、興味がないことや目先の報酬がないことには特に集中しづらい傾向があります。
その結果、頭では「やらなければ」と分かっていても、なかなか行動に移せないのです。
また、ADHDの人は衝動性が強く、目の前の面白いことにすぐ注意が向いてしまい、やるべきことを後回しにしてしまうこともよくあります。
私自身も比較的こうしたことに対してよく経験してきました。
仕事でやらなければいけないことは多々あるのに、なかなか手がつかず気が付いたら30分も時間が経っていた
なんてことは日常茶飯事です。
しかしながらやらなければならないことは理解しているのです。
でもなかなか行動に移すことができない。
周りからは「やる気がない」「だらしない」と誤解されることも多いですが、自分はむしろ「やりたいのにできない」という葛藤を抱えて苦しんでいる場合がほとんどです。
そのため、ADHDの人がやる気を引き出すには、ただ気合いを入れようとするのではなく、
環境を整えたり、タスクを細かく分けて小さな成功体験を積んだり、興味を持てる形に工夫することが大切になります。
やる気が出ないなら必ず毎日簡単でやらなければいけないタスクを作ろう
最近はあまり耳にしなくなりましたが、以前「やる気スイッチ」という言葉が一時期とても流行していたのをご存じでしょうか。
特に、やる気がなかなか出ない子どもに対して、「うちの子のやる気スイッチを見つけてほしい」と保護者が願いを込めて学習塾に通わせるという話もよくありました。
しかし、本来「やる気スイッチ」というものは、他人が簡単に見つけて押してくれるものではありません。
誰かにやる気を引き出してもらおうと期待していても、結局のところ長続きはしないのです。
本当に大切なのは、自分自身で自分のやる気スイッチを探し、それを自分で押す習慣を身につけることです。
やる気というのは外から与えられるものではなく、自分の中から生まれるものなのです。
ではやる気スイッチはどのようにすれば押すことができるのか?
それは「簡単なタスクからまずやり始める」ことが重要になるのです。
人は難しいタスクに取り掛かろうとするとその課題が大きければ大きいほど取り掛かるのに時間がかかります。
特にADHDを持つ私に関しては集中力が続かないという欠点を持つため、特に最初の一歩目が出にくいという問題を抱えています。
しかし、まず最初にとても簡単なタスクから取り掛かることで、エンジンがかかるということが分かったのです。
例えば朝の植物への水やり、チャットの返信、こうした簡単な作業をまず行うことで、
エンジンはかかり始めます。
もしあなたがやる気が出ないと感じているのであれば、まずは簡単なタスクから始めてみるということを始めてみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。
これを読み終えたのであれば、ぜひ何か一つ取り掛かってみてください。
ADHDのやる気スイッチは環境を整えることが重要
今日の内容をまとめると、ADHDの人がやる気を出すのが難しいのは、単なる怠けではなく脳の特性によるものです。
ADHDの人は計画を立てたり物事を順序立てて進める「実行機能」が弱く、頭では「やらなきゃ」と分かっていても行動に移せないことが多いのです。
その理由は脳内のドーパミンの働きが弱く、興味がないことに集中するのが苦手だからだと私は感じています。
そのため、つい目先の面白いことに気を取られ、やるべきことを後回しにしてしまいます。
周りから「やる気がない」と思われがちですが、本人は「やりたいのにできない」と悩んでいる場合がほとんどです。
やる気を引き出すには、環境を整える、タスクを小分けにして達成感を積む、専門家の支援を受けるなどの工夫も重要になってきますので
ぜひ試してみるのも一つではないでしょうか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。